昨日、オンライン英会話で講師を選ぶ際の重要ポイント①という記事を掲載しました。
今日は前回書いていなかった重要ポイントについて書きたいと思います。
皆さん、先生を選ぶ時は何か明確な基準はありますか?
私の生徒さんは私のレッスンとフィリピン人や他の外国人のレッスンも併用されていらっしゃる方が多いので、先生を選ぶ際の注意点として以下のようなことをお伝えしています。
1. 生徒にいっぱい英語を発話させてくれる先生
2. フィリピン人ならコールセンターでの仕事経験
3. アメリカやイギリスなど、英語圏の先生の場合、外国語習得の経験がある先生
1. これは、とっても大切です。先生ばかりがしゃべって、結局レッスン時間終了~なんてことありませんでしたか? もしそんなご経験があれば、その先生はやめておいた方がいいです。
何故か?
それは・・・生徒の英語力の伸ばし方が分かっていない先生だからです。つまり、英語講師としては、完全に素人、つまりアウトということになります。リスニングの練習と割り切るのであれば、別にいいかもしれませんが・・・ でも、リスニングもただ聞き流しているだけではホントはダメなんですよね。しかもその会話を録音でもしていない限り、その場限りのもの。ということは、ただ英語が耳を通過していっただけということになってしまいます。
私の生徒さんにも、英会話学校で先生がしゃべってばっかりなんですよね~と仰っていた方がいらっしゃいました。勿論、その先生はアウトです。先生をすぐに変更してもらったほうがいいとアドバイスしました。英会話・・・この言葉自体、ちょっと変ですが・・・言葉って使わないと、絶対上達しないんです。だから、必ず自分が使える環境に自分自身を置く必要があります。
2. 多くのアメリカの企業のコールセンターがフィリピンにあります。これは、今に始まったことではなく、もう10数年以上も前からです。何故か? こんなこと言うのはあまり好きではないのですが・・・ そう、人件費が安いからです。コールセンターで働くためには、それ相応のトレーニングがあります。アメリカ企業だと、顧客がアメリカ人の場合だと、やはり現地のアクセントで話せるほうがいいに決まっている。だから、英語のトレーニングもあるんですね。実際、私も何人ものフィリピン人の英語を聞いてきましたが、コールセンターで働いていたことのあるフィリピン人の英語はきれいな人が多かったです。フィリピン人でも、やはり現地のタガログ語のアクセントがある人がまだまだ多いです。
3. 文章を作る際に文法がいかに大切なことを知っているから。フレーズを丸暗記なんて、何の役にも立ちません。
ここ20年、若しくは25年くらいでしょうか。確かに巷では英会話学校が増え、街でも外国人をよく見かけます。いいことなのですが、多くの外国人が日本に出稼ぎに来ています。出稼ぎというか、英語さえしゃべることが出来れば、英会話学校が採用してくれるから、簡単に日本でお金を稼ぐことが出来る。
で、よくあるのが、お金を稼いだら帰国してしまうパターン。英語さえ喋ることができたら、採用され、短期間のトレーニング(あればまだいいのですが・・・)で、生徒を教える。
この先生がもし第2外国語の習得経験がなければどうでしょう? 生徒の気持ちは勿論、どの部分で躓くのか、どこで苦労するのかなんて分かっている筈がない!!! だから、私はこういった先生はお勧めしません。
以前、私の家で留学生として滞在していたイギリス人の子が、現在、徳島の英会話学校で教えていますが、彼女は日本が大好きで、日本語習得に一番熱心な留学生でした。他の留学生の子たちも努力していたけど、日本語の助詞の細かい使い方など、日本人の私でも説明が難しいところまでしっかり勉強しようとしていた子です。そんな人が先生だったら、その先生は当たり!!!です。 絶対逃してはいけません。
オフラインでもそうですが、オンライン英会話でもいい先生を探すのは、ホント大変です。私もこれほどまでに講師の質にバラつきがあるのか・・・と正直、呆れ果てています。
あ、そうそう。最後に・・・初回のレッスンで、お互いの自己紹介をしますよね? で、その自己紹介だけで、”Wow! Your English is so good!” なんて言う先生、要注意です。
何故だと思いますか?
皆さん、いい先生を探すのに、かなりの回数自己紹介を経験されているのではないでしょうか?
また別の機会にも書きますが、自己紹介及び自分のことを話すのは簡単なんです。問題は・・・それ以外にトピックが変わった時。皆さん、急に言葉が出なくなるのではないでしょうか?
つまり、自己紹介だけで褒めてくれる先生は様子を見た方がいいと思います。
また長くなってしまいました。 今日も私のブログを覗きに来てくださって、感謝感謝です。
シンプルに・・・シンプルに・・・
AYANO