私が実際していた英会話力アップ法④

こんにちは。英語講師のAYANOです。ニコニコ
私のブログを覗きに来てくださって、ありがとうございます。ラブラブ

昨日は「何故私がオンライン英会話の講師を続けているのか」ということについて少し触れてみました。で、今日は何故そんなことをお話ししたのかを書こうかと思います。

今日の記事のタイトルは「私が実際していた英会話力アップ法④」としていますが、実は、「私が今もしているSpeaking能力維持法」とも言えます。 魔法のような方法・・・に思うかもしれませんが、そうではなくスピーキング能力をあげるため若しくは維持するためにしないといけないことだと思っています。

皆さん、英語力向上のために日々努力なさっていると思います。単語を覚えたり、海外ドラマを字幕なしで見てみたり、英会話スクールやオンラインのレッスンを受講していたり・・・色々されていると思うのですが・・・

リスニングやスピーキングの練習や勉強については、どのくらいの頻度でされていますか? お仕事や子育てなど、色々諸事情があると思うので、なかなか時間を取るのは難しいと思います。私もその1人です。でも、私のこれまでの経験から考えると、やはり言語は使っていないと忘れて行くのが当たり前。だから、これまで私は、自分自身を必ず英語を使う環境に置き続けながら、自分自身を追い込んできました。というか・・・私の母が私にそう仕向けたのかもしれません。私の母は私に語学学校への留学は絶対させませんでした。日本人がたくさんいるところにいると、よっぽど強い意志がない限り、心細くなったりホームシックになったりしたときに、絶対自分を甘やかしてしまうからです。

今、留学している人は、Skypeで毎日でも母国の親や友達に電話して日本語を話せると思います。でも、私の時なんて、インターネットは勿論、携帯もない時代。国際電話は30分で5000円以上はしていたと思います。だから、私は緊急事態でない限り、月に1回くらいしか親に電話が出来ませんでした。ホームステイ先のお母さんは、私が電話で向こうで知り合った別の町に住んでいる日本人の友達と日本語を話すのを嫌がったので、とにかく毎日寝ている時以外は英語漬けでした。(悪気はなかったようですが、ホストファミリーのお母さんには、「私は日本語が分からないから、あなたが悪口を言っていても分からないでしょう?」って言われました。勿論、そんなことするわけないし、そんなつもりも一切なかったけど・・・当時、私の拙い英語でそこまでは説明できず・・・その時はショックだったけど、まぁ、それもそうだな・・・と子どもなりに割り切っていました。(苦笑) )

そんな状況が続く中・・・かなりのスパルタ英語教育を母から受けてきた私でも、現地の人たちが話す普通のスピードに慣れるのに大体6ヶ月かかりました。その時はまだリンキング(音の繋がり)やリダクション(音の脱落)など、私はまだ出来ていなかったし、語彙力も高校生だったのでまだまだの状態。しかも今と違って、ものすご~く大人しい性格。(笑)ふつ~のスピードで話している白人のクラスメートに拙い英語で話しかけるのもドキドキしながらの状態。そりゃ、もう大変でした。でも、宿題のことなど、授業中に先生が話していた重要なことは、自分で英語を話してクラスメートに聞くしかなかった。放課後、毎日学校に残って、先生とその日の授業の確認をしていたのですが、その時も先生が言ったことを自分が本当に理解しているのか、自分の言葉で言い直して聞いてみたり。そんなやり取りばかりしていました。まぁ、皆さんされていることだと思いますが・・・。これ、一番、辛い時期です。でも、ここが実は、口頭で英文を作り慣れるための最初のステップだと私は思っています。

私の生徒さんにいつも申し上げていること・・・「私だけでなく、それ以外の先生のレッスンを受けている時でも、先生がさら~っと話したこと、本当に自分が100%理解しているかどうか、自分の言葉で再確認してみてください。」

これ・・・実は、本当に大切です。自分の持っている文法力や語彙力を駆使して、英語を話すように自分自身を追い込んでいく・・・日本人がよくやるのが、先生が話しているのをただ聞いている、若しくは、相槌を打って理解した気分になっているパターン、若しくはYesやNo、単語又は短いフレーズしか話していないパターン。ホント、街で外国人と一緒にいる日本人を見ていると、これらのパターンに当てはまる人たちが殆ど。これではスピーキング能力は絶対に伸びません。リスニング能力アップにはなっているでしょう?って思うかもしれませんが、本当に相手が言ったことを100%間違えずに自分が理解しているかどうかなんて、ある程度英語力の高い人でない限り、実際に確かめてみないと分かりませんよね? 

先週末、娘とファミレスに行ったときのこと。たまたま私の後ろに留学生っぽいアメリカ人(完全にアメリカ英語でした。(笑))と彼女のホストファミリーらしきご夫婦が座っていました。その留学生っぽいアメリカ人の女の子、典型的なアメリカ人で(苦笑)、機関銃のように自分のこれまでの人生と実母との関係をそのご夫婦に話していたのですが・・・そのご夫婦が話していた英語は、本当に二言、三言。しかも、ものすごい短文。もしかしたら、100%理解していたのかもしれませんが、その夫婦が話していた短文を聞いている限りでは、恐らく100%は理解していなかったと思います。(盗み聞きするつもりは全くなかったのですが・・・その学生が結構大きな声でアメリカ英語を話していたので、どうしても聞こえてしまって・・・(;^_^A  ) で、「もったいないなぁ・・・」と思いました。きっと、そのご夫婦は異文化交流や英語力アップのためにホストファミリーをされているかと思うんですよね。「内容確認で英語を使えばいいのになぁ・・・」って思いました。結局99.9%、その女子学生がしゃべっている状態だったので・・・。(^▽^;)
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私も、以前、
娘が3歳の時から6年間ほどホストファミリーをしていましたが、これも私の英語力維持と娘の英語教育環境を整えるため、私自身と娘を英語を使う環境に追い込むためでした。
ちなみに私の主人は完全に理系人間で、英語には殆ど興味がありません。京都出身の人で、京都からこれまで一度も出たことがない人なので、ホストファミリーになるために、主人を説得するのは、それはもう大変でした。(苦笑) 途中からは諦め半分、かなり慣れてきたようでした。σ(^_^;)

昨日の記事で書いたように、オンライン英会話の講師を続けているのも、私自身を追い込むためなんです。私、実は、自分自身にとっても甘い人間です。だから、自分を必ず追い込まないと絶対に成長はしないと分かっているので、必ず自分を追い込むようにしています。仕事だと、絶対気は抜けませんから。(^_^;)

なんか・・・また長くなって、話がぼやけてしまいましたが・・・私が言いたかったことをまとめると・・・

・自分自身を必ず英語を話す環境に置き続けること。

単語オンリー、YesやNoで答えるのではなく、自分の持っている文法力、語彙力を駆使し、英語を話すように自分自身を追い込むこと。短い文を作れる人は、不定詞は勿論、関係詞、分詞構文なども会話の中に入れていくようにする。(この作業を繰り返し、長い文を自分でも口頭で作れるようになると、相手が長い文を言っても、聞き取れるようになります。少なくとも、私はそうでした。)

・英語がまだそれほど話せない人は、所謂オウム返しでもいいので、必ず相手が話している内容を確認すること。文章のオウム返しは難しいと思うので、相手が使ったフレーズや単語をそのまま使ってもOK。必ず自分の言葉で内容確認することが大切です。その際は、必ず文章で確認するようにしてくださいね。

英語を話せるようになるには、文法は要らない・・・そんなことを言う人もいますが、私はそうは思いません。絶対に必要です。というか、文法を知らないと、自分で長い文を作れません。自分で長い文を作れないと、長い文を聞き取れません。「英会話のテキストを使って、フレーズを覚えればOK」・・・それで、生活できたら万々歳ですが、シチュエーションが必ず決まった、話すフレーズも必ず決まった、そんなこと・・・絶対あり得ません。臨機応変に対応するには一定の文法力と語彙力が必要。その上で自分を追い込んでいくしかありません。

記事をシンプルに短くまとめるのって、なかなか難しいですね。(;^_^A
上述した方法は、私のこれまでの経験ベースの方法なので、もしかしたら他にいい方法があるかもしれません。でも、少しでも参考になれば・・・と思い、長々と書いてしまいました。あせる

今日も私のなが~い記事を最後まで読んでくださって、ありがとうございます。感謝感謝ラブラブ

AYANO音譜

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この記事を書いた人

AYANO

AYANO ENGLISHの代表講師。
様々な分野の英語指導や英語学習のカウンセリングなどを25年以上に渡って行ってきた。得意な分野は発音矯正。