今日は発音について少し触れたいと思います。
これまで色々な所で数えきれないくらいレッスンをしてきました。オンラインのレッスンについては2004年末の時点で6000レッスン以上・・・ それ以外にも様々な日本人の人たちの英語を聞いてきました。留学していた時、日本の学校や勤務先・・・
様々な国籍の人たちの英語は勿論、たくさんの日本人の英語も聞いてきました。
正直、発音矯正を受講している若しくは受講された生徒さん、幼少時から海外に住んでいた帰国子女の人たち以外で、私の人生でこの人の発音は◎っていう人は・・・恐らく5人もいませんでした。(私の英語がアメリカ英語のため、あくまでアメリカ英語を基準にしています。ちなみに、私は母に幼少時から発音も含めスパルタ教育を受けてきたこともあり、手前味噌ではありますが・・・大手英会話学校の発音試験も一発合格、発音に関しては同僚や留学時代の友人たちにも太鼓判を押されています。)
昔から、学校の英語の授業でみんなの前で本読みをしないといけない時など、すごく嫌だったのを覚えています。正直、私の学生時代、発音のきれいな先生は、私の母を除けば、中学の時の先生1人くらいでしょうか。
私も子どもだったので、どうしてみんな英語の音が出せないのかがずっと分からなくて、そのことがず~っと気になっていました。このことで、いつかみんなの役に立ちたいなぁ・・・と漠然と思っていました。
以前勤務していた外資系企業を退職後、発音矯正のレッスンを始めて・・・ようやく自分の気になっていたことが出来るようになって、少しずつ一生懸命レッスンをしてきました。
・・・で、その中で、多くの日本人がやってしまう発音パターンがいくつかあることに、ある日気づきました。
各音を正しく出せているかどうかではなく、「アメリカ英語っぽく発音してしまう」パターンです。
① すべて若しくは殆どの音にアとエの中間音が入ってしまって、全体的に音が全て潰れている。(発音記号は小文字のaとeを合わせた音です。)
② 舌先に力が入りすぎていて、且つ上顎のちょうど中間あたり若しくはそれより少し後ろに舌先をつけてしまうことが多いため、常にr寄りの音が入ってしまっている。
thがどうのこうの、fやvの音がどうのこうのではなく、上記2つは本当によく耳にするパターンです。特にアメリカへ留学していた人達やアメリカ英語を意識しすぎて話そうとする人がやってしまうパターンになります。
①の場合は、口がどうしても横に引っ張られる状態になってしまうので、口の力を抜く必要がある音もこのアとエの中間音が混じることで、全て潰れた感じの音になってしまいます。
②のパターンに陥りやすい人は、下に力が入りすぎです。下の力を抜く練習をする必要があります。
上記2つだけではないでしょうが、少なくとも各音をしっかり出せていないと陥りやすいパターンだと私は考えています。リダクションやリンキングも大切ですが、最初にそこからスタートするのではなく、各音の練習から入るべきだと私は個人的に考えていますが、皆さんはどうお考えですか?
以前にも少し書きましたが、各音をしっかりマスターすることで、単語のスペルが予想出来たり、スペルミスが減ったり。。。私は音で覚えるのが当たり前だとずっと思ってきたので気づかなかったのですが、皆さん、恐らくかなり苦労されていると思います。機会があれば是非各音の出し方をマスターしてみてください。きっとスッキリしますよ。
また気づいたら1時前・・・ ちょっと意識も飛んできて支離滅裂になってしまいました。
今日はこの辺で・・・
AYANO
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